ホントにあなたは大丈夫?
健康自慢の私に、去年の暮、思いもかけない病気が見つかりました。
なんだか夢のようで現実味がなく、奇妙にのんびりしていた私。
その私の両肩を力強くゆすぶって、あたかも活を入れるような、そんな頼もしいアドバイスをくれた人がいました。
入院から手術、退院までの不安な時間を、楽しいおしゃべりでいっぱいに埋めてくれた人達がいました。
長い放射線治療期間中は、自分の方がつらそうなのに、毎朝にっこりと明るい笑顔を向けてくれる人がいました。
みんな私と同じ病気を経験している人たちでした。
病気になっても、前に向かって進まなければいけません。健康というなだらかな舗装道路から病気というでこぼこ道に外れてしまっても、そこを歩く多くの仲間がいるものですね。前を頑張って歩いている人の後姿、隣を歩いている人の掛け声、後ろから押してくれる人のありがたさはどれほど身に染みたでしょう。また、マラソンの選手に声援を送るように、周囲の人が投げかけてくれる、その暖かな言葉にどれだけ励まされたことでしょう。
病気になると健康のありがたみがよくわかるといわれますが、本当にその通りだと思います。
そして同じくらい、周囲の人のやさしさや気遣いがどれほどありがたいものかということがよく分かった、そんな半年間でした。
さて、すっかり元気になった最近
この感謝の思いを何らかの形で世の中に返せないものかと考え
認定NPO法人J.POSHに
少しですが寄付をさせていただき
ピンクリボン運動の個人サポーターになりました。
現在11人に1人の女性は乳がんを経験するといわれています。でも、乳がん検診を受けている人は日本では40%程度。アメリカの80%に比べると著しく低い状態です。
乳がんは早期発見・治療で治る病気になりました。自治体によっては該当年齢では1回500円でマンモグラフィー検査が受けられることもあります。
自分の一生を救うかもしれない一回の検診。
「私は大丈夫だよ!だって、親戚に乳がんになった人はいないもん。」
私もそう言っていた一人でした。でも、遺伝が要因で乳がんになるのは、乳がん患者のうちの5~10%に過ぎないんだそうですよ!
乳がんについて、乳がん検診について。
皆さんがちょっと立ち止まって考える機会を、今後は時々提供していきたいと考えています。
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