🚑応急手当普及員になりました🚑
yoga クラスがお休みに入ったこの時期を利用して、Bambooは
総務省消防庁の認定資格、応急手当普及員資格取得のための講習に参加してきました。
指導の仕事を始めて、Bambooは普通救命講習・上級救命講習を受講しました。不特定多数の人と接触する以上、突然の心停止や窒息事故に対応できる知識を身につけておきたいと思ったのです。幸いなことに現在まで、学んだことを実践しなければならない事態には遭遇していません。
そんなある日、クラスにいらしたあるご高齢の方が
「やけどに水をかけたら水ぶくれになっちゃうよ。」
と言うのを耳にし、はっとしました。
応急手当や救命に関する知識は、知られていない、あるいは間違えて記憶されていることが意外に多いものです。私が子供のころは、運動中に水を飲むのは良くないと多くの人が思っていましたっけ。
お守り代わりに身につけた知識だけど、より多くの人と共有できるようにしなければ!
やけどをふうふう息で吹いてがまんしたり、倒れた人には絶対触っちゃいけないなんて思ったりしてほしくないのです。
そのために、心肺蘇生術やAEDの使用法その他の応急処置を、他人に指導できるようになるための講習を受けたのです。
3日間、24時間の講習です。
初対面ではないこの実習用のお人形は
「リトルアン」という名前なんだそうですよ!
私はこのお人形がものすごーく苦手です。
男性と女性とも、大人とも子供ともつかないこの顔はとてもよくできていて、見つめているといろいろな人に見えてきます。
今までに見送ってきた何人かの人たち。
今現在私の周りにいる大切な人たち。
胸骨圧迫をしていると、そんな人たちの顔が次々にダブって見えてきて、涙がでてしまったり「うっ」と嗚咽が漏れたりするのを、こらえるのが大変でした。
でも今回は指導者になるための講習ということもあって、アンのメンテナンス方法を学ぶ時間もあり
こんな風にぺろーんとしたりしているうちに、へっちゃらになりました。
一度や二度触ったくらいではとてもじゃないが使う気になれないAEDも
色々いじってみる時間など与えていただいて、こちらも恐怖感がだいぶなくなりました。
教官は「落ち着いて扱えば簡単です!」とおっしゃいますが、そもそも落ち着いていられないときに使うのがAED。慌てているときって人は箸一つまともに使えないものです。
一緒に参加していた方の会社(スポーツクラブ?介護施設?)では、社員全員が毎朝一連の心肺蘇生を練習してから仕事を始めるんだそうです。
3日間練習したくらいで安心してはいけませんね。
さて、今回は
三角巾、人工呼吸用マウスピース、保温用のアルミシーツ。これは表が金色、裏が銀色で
くるまってみるとその色味が
そのものです。笑ってはいけませんが。
そしてさらにプロ仕様のものが
マウスピースでは抵抗感がある人工呼吸を、感染の惧れなくより安全に行うためのマスク。使うにはちょっとばかりコツがいります。
新しい器具の使い方なども学べた有意義な3日間でした。
救命措置なんてなんとなく他人ごと、とか、出来れば関わり合いになりたくない、考えたくない、なんて思ってしまうのは自然な感覚です。それでもまずはちょっとだけ好奇心をもってみてほしいとBambooは思います。一人でも多くの人がこの知識というお守りを身に着けられる、その手助けができるよう努めていきます(^_^)/
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