「おしえて!こはた先生!」第2回「足指を動かそう!」
「おしえて!こはた先生!」第2回のテーマは足と足指です。最近さまざまな健康番組で足や足指の話題を目にするようになりましたが、それでも自分の足にきちんと注意を払っている人はどうも少ないようです。かくいうBambooも、ヨガを始める前は、足なんてあまり意識しませんでした(*_*)
でも今は違います。
ヨガははだしで行いますし、クラスの初めに足裏や足指をほぐすことが良くあるんですね。これをやるかやらないかで、ポーズの安定感がまったく違うんです。でもヨガを始めたころのBambooはこれが面倒くさかった(笑)。いいかげんに済ませてポーズをとると、足裏が浮いていることが多かったようで、よく当時のヨガの先生に足を上から踏みつけられましたΣ(・ω・ノ)ノ!
「ヒトは、足指で地面をつかむようにして歩いていますので、この足指が正しく使えているかどうかが歩き方や立ち方などに大きく影響してきます。足指は動かしたほうがいいです!」とこはた先生。
最近腰を痛め、そのせいで左の足指に多少マヒが出てしまったのですが、先生のお言葉通り、足指が使えないと、足全体にうまく体重が乗りません。痛みはそれほどないのですが、ひょこひょことした歩き方になってしまいます。ましてやバランスのポーズなど論外です。足指が立つ・歩くといった動きにどれだけ貢献しているか身にしみてわかる教訓となりました。
さて、お話は足指ほぐしに戻りますが、クラス中にこれをやると必ずどこかから「あいたたた…」「足つった!」などの声が。皆さん苦手なようで。特にご高齢者の方を対象としたクラスともなると、もう本当に足指が動かなくなって、足が「ひとかたまり」といった状況なのです。なぜ?「やはり、動かさないからですよね。高齢の方の中には、足指を使わずにペタンペタンと歩く方がたくさんいらっしゃいます…。」と、リハビリ指導にあたられている先生のご同僚の理学療法士のS先生。
では、リハビリの現場ではどうされているんでしょう?「まずは足裏や足指の感覚に意識を向けるようにお声がけをします。そして地道にちょっとずつでも動かしてもらうようにすると、だんだん動くようになりますよ。」動かなくなってしまってから、動くように戻すにはやはり大変な努力が必要なようです。そうならないように、「動く足」を維持することが肝要になってくるわけですね。ちなみに、足指を使う、動かすということは、女性に多い外反母趾の予防や改善に役立つそうです。
ところで、ヨガで日常茶飯事のアクシデントと言えば「足つった!」「こむら返りした!」というところですが、一体こういった現象はなぜ起きるのでしょう?よく聞くのは水分不足、ミネラル不足とか…。「それもありますが、脳から筋肉に過剰な指令が出てしまって起きることがあるんですよ。」とこはた先生。では、つってしまったらどうすれば?「基本的にはつってしまったその筋肉を伸ばせばいいんです。でも、実際どこをつってしまっているか自分で正確にわからないことも多いですから、難しいかもしれませんね…」うーん、確かに言われてみれば。生兵法はけがのもと、と言いますから、とりあえずは激痛の去るのを待って、治らなければ接骨院に行くのがよさそうです。
ヨガの時間に多くの人が感じる問題その2。「足首が硬い」ということです。しゃがんだ姿勢が苦手な人は年齢に関係なくとても多いのです。「そうですね。しゃがめない原因はいろいろありますが、足首の関節だけについていえば、やはり『そういった動きをしないこと』が硬さの原因になっていると思います。これは、足首を深く曲げる動きだけでなく、足先まで伸ばす動きでも同じことです。」
ふむふむ、最近見かけなくなったけれど、和式トイレにうさぎ跳び、ヤンキー座り…。Bambooの幼少期は、足首については日々英才教育だったわけですね!しゃがんでいる子を見つけると、「やーいやーい、ウ〇コ座り!」とはやし立てた小学生の頃。今の子は、言わないんだろうな、そんなこと…。ところで、足首の固さを解消するにはどうしたらよいですか?
「まずはひざをゆるめた状態で固定し、足首だけを手で大きく動かしてみる、といったところからはじめるのが良いと思います。」不具合のある関節をピックアップして整えていく、というやり方がベストのようです。
ダイナミックにアキレス腱を伸ばす戦士のポーズですが、まずは足首のコンディションを整えることから入らなければいけませんね。不安定な肉体を縦にして、たった2本の脚で歩くという才能。それに貢献している小さな足、足指。その大切さを第2回でじっくり教えていただきました。先生ありがとうございました。
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