2021年8月の色は甕覗き

梅雨明け十日の新鮮な夏を少し味わいたくて

海辺の町へ

電車に揺られてちょっと遠出してきました。

この辺りではかつてクジラ漁が盛んだったため

今もその名残か、

途中のぞいたスーパーにもクジラ肉が並んでいたり

飲食店では手ごろな値段でクジラのステーキを味わうことができたりします。

小学校でクジラ肉を食べた

おそらく最後の世代に違いない我々にとっては

「ひょえー懐かしい…でもこんな味だったかなぁ？」

記憶も遠い彼方ですが、

このステーキはピリリと強めのショウガ風味で、

ちょっと大人向けの味わいでした。

そういえば昔給食で出たのは、子供好みに、

甘酢をかけたような竜田揚げでした。

クジラの竜田揚げが給食に出る日は子供たちは大フィーバーだったっけ。

ちなみに私が卒業した

墨田区立第三寺島小学校で人気だったメニューと言えば、

★揚げコッペ

★フルーツ入りクリーム

　　（生クリームと季節の果物や缶みかんなどをあえたもの）

★クジラの竜田揚げ

といった感じでしょうか。（個人の感想です。）

ま、いずこも同じだよね、きっと。

そういえば、このほかに人気だったのは

デキシー（変換したら「溺死―」と出て、今一瞬寒くなりました）

のチョコレートクリームです。

小さな子供には苦痛の2枚の食パンが、

チョコクリームの日はつるりとのどを通ったっけ。

先日ネットでこのデキシーのクリームの個包装が

詰め合わせになったものを発見し、

もちろん購入させていただきました💛

懐かしい私にとっては感涙ものだったので、

（「キャー、懐かしい！」と喜んでくれるに違いないと思い）

同世代の友人に少しおすそ分けしたのですが

中野区で育った彼女は給食にデキシークリームが出なかったそうで

薄い反応。

ちょっと寂しかったわ。

まあ私もミルメイクは知らないけどね。

さて、クジラステーキでおなかを満たした後は

炎天下をお散歩。

バームクーヘンを背負ったような不思議なお寺は

登ってみれば

風も涼しく良い眺めでした。

さて、8月の色ですが

この町の

昭和レトロな駅舎の屋根の色にしましょうか。

古い建物の屋根などによくみられるこの色は

甕覗きでしょうか。

藍染の工程で、

藍の染料に少しだけつけることで染まる淡い水色を指す色名で

甕の水に映った空を覗き見た色に似ていることからこう名付けられたとか。

さあ、

8月も暑さに負けず頑張りましょう！